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米軍の調査によると、米国の17?24歳の若者のうち75%以上が、
兵役につくことには不適格だという。たとえ本人が望んだとしてもだ。
Army Timesの記事によると、軍に不適格とされる若者たちは、太りすぎか病弱か、
知能が遅れているか、扶養家族が多すぎるか、あるいは違法薬物使用による
逮捕歴があるというものだ。
[「医療的・身体的理由」が35%、「違法薬物の使用」が18%、
「全人口の10%以下にあたる知能」が9%、「18歳以下の扶養家族が多い」が 6%、
「犯罪歴」が5%]
軍としては、喘息持ちや、マリファナをちょっと使った程度の志願者には、
こうした制約を免除しても構わないと考えている。しかし、軍が最も懸念していることは、
入隊者たちが肥満し軟弱になったことだ。
「不適格の主要原因は肥満だ」と、米国防総省の採用責任者であるCurt Gilroy氏は、
Army TimesのWilliam McMichael氏に語っている。
「腕立て伏せができないだけではない……懸垂ができないし、走れないのだ」
現在、18?34歳の23%が肥満に該当する。ちなみに1987年には、この割合は
わずか6%だった。
この1年間、不況の影響で、軍は大量に採用することが可能だった。だが経済は回復し始め、
アフガニスタンでの戦争が長期化する中で、志願者から成る軍隊の維持を、
[兵役に関心がありしかも適格と見なされる]少数の若者たちに頼るのは、
ますます厳しくなっていくだろう。
方法は2つに1つだ。採用した新兵自体を変えるか、採用基準を変更するかだ。
―空軍の新しいサイバー軍団[電子戦・情報戦・サイバー戦を担当する]では、
何度も懸垂ができる人材は必要ないことだろう。
(一部省略)
ソース:wiredvision
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