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鳩山由紀夫首相は4日午前の衆院予算委員会で、自身の資金管理団体をめぐる偽装献金問題に関連し、
元秘書が鳩山家の資金管理会社「六幸商会」から資金を引き出す際に、首相がその手続きに必要な
「指示書」に署名していたことを明らかにした。自民党の柴山昌彦氏に対する答弁。
鳩山首相側の04~08年分の収支報告書には、寄付者の名前を記載する必要がない1口5万円以下の
匿名献金が約1億7717万円あり、その大半が「六幸商会」の資金だったことが関係者の話ですでに判明している。
首相はこれまで「必要な都度、(個人資産を)担当者に引き出させていた。収支については信頼していたので
チェックしていなかった」と説明していた。
首相は、引き出しについて「元秘書、会計実務担当者が『お金が足りなくなりました』ということで、六幸商会が
管理している私の口座から貸してください、引き出させてくださいということに私が(指示書に)署名していることは事実」と、
自らの了承で行われていたことを認めた。「政治活動のお金が足りなくなったから、私のお金を借用するんだなと
いう思いで理解して署名したのは事実」とも述べた。
資金管理団体に1年間に献金できる上限が政治家本人は1千万円と政治資金規正法で定められていることについては、
「寄付に1千万という上限があることは理解していた。1千万円までは寄付、超えた部分は『貸し出し』とすると。
後で返してもらう判断ができていたと理解をしていた」と述べた。(続く)
朝日新聞
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