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那覇市での無防備平和条例の制定を目指す「戦争はイヤです!なは市民の会」が集めている
条例制定のための署名が、必要な法定数の約5千筆を超えた。
10月10日に始まった1カ月間の活動はラストスパートを迎え、最低でも1万筆以上を目指し
市内各地でさらに賛同を呼び掛けている。「戦争に協力しないまちづくりを」―。
体験者から「戦世」を知らない世代まで、一筆の署名に込められた思いは広がりを見せている。
「平和を『約束』できるような具体的な行動をしたかった」。元ひめゆり学徒の池間美代子さん(80)は
同会の請求代表者の一人に名を連ねた。「これまで『平和、平和』と訴えてきたが、祈り続けても国内の
状況に不信感は増すばかり。条例制定は実現可能かどうか分からないが、何か手伝いができると思い
参加することにした」と話す。
30年ほど前から足を悪くし、市内広域で署名を求めることはできないが、「行ける範囲」で協力を求める。
「私たちの苦しみを二度と子どもたちに経験させてはいけない」と、署名にカウントされない未成年にも声を
掛けている。
署名に応じた市民の思いはさまざまだ。「ソマリアにはもう行きたくない」。ある現職自衛官はそうつぶやき
署名に応じたという。
活動は11月9日までで、同会は16日に市に署名簿を提出。有効署名の審査や縦覧などを経て、条例案は
市議会で審議される。
同会事務局の西岡信之さんは「『今の時代に軍隊は必要だ』と言った声が多いことも予想されたが、話をすれば
快く応じる人が多い」と振り返る。軍隊がなくとも平和をつくり出すことができることを考えるきっかけにしたいという。
「市民の代表者がいる議会で平和をつくり出す論議をしたい」と話した。
11月2日現在、署名数は8301筆。法定数は超えたが、「平和なまちづくりを考える」という意識を市民に
広げるためさらなる署名を求めている。
沖縄タイムス
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