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#「沈まぬ太陽」、社内報で批判=客離れ誘発に危機感-日航 11月3日3時0分配信 時事通信
経営再建中の日本航空が、同社をモデルにした公開中の映画「沈まぬ太陽」
(山崎豊子原作、若松節朗監督)を社内報で取り上げ、「当社を取り巻く厳しい
経営状況は世間の注目を浴びている」との認識を示した上で、「企業として信頼を
損なうばかりか、お客様離れを誘発しかねない」と批判していることが2日、
分かった。混迷する再建をめぐる社内の危機感が浮き彫りになった形だ。
社内報は映画公開直前の10月21日付。「心をひとつに立ち向かおう 風評・批判に惑わず」
と大見出しが躍る。
映画で描かれている社内の報復人事や役員の不正経理、政治家・旧運輸省幹部らへの
利益供与や贈賄について「こんな不正があるわけがない」と一刀両断。「国民航空」の名称や
ジャンボ機墜落事故の克明な描写から「『フィクション』と断っているが、日航や役員・社員を
連想させ、日航と個人のイメージを傷つける」と反発している。
また、事故をめぐって「作り話を加えて映像化し、商業的利益を得ようとする行為は
遺族への配慮に欠ける」と非難。さらに「しかるべき措置を講じることも検討している」と
法的手段も辞さない姿勢を見せている。
ソース:Yahoo!ニュース(時事通信)
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