09/11/03 12:22:06 0
新型インフルエンザのワクチン接種で最優先とされた「医療従事者」に、薬剤師が含まれないのは納得できないと、
薬剤師から不満の声が上がっている。
優先接種の対象とする医療従事者について、厚生労働省は「新型患者の治療に直接従事する者」とし、
具体的には医師、看護師、准看護師を想定。薬剤師など「その他の医療従事者」への接種は各医療機関の
判断に委ねた。このため、病院勤務の薬剤師は優先接種されるケースもあるが、薬局勤務は一般と同じ扱いに。
これに対し、東京・板橋などで薬局を経営する薬剤師の石垣栄一さん(54)は「患者と50センチほどの近さで対面し、
服薬指導をするのに」と指摘。特に、吸引式の治療薬リレンザの使い方を指導する際には、患者がせき込むことも多く、
「複数の薬剤師が重症化して店が開けなくなれば、地域医療に影響が出かねない」と語る。
日本薬剤師会は9月、同省に薬剤師を優先接種に加えるよう要望書を提出。
その中で〈1〉調剤や服薬指導で患者と接し、リスクが大きい〈2〉重症化すればインフル治療薬以外の医薬品供給にも
支障が出る―などと指摘したが、状況は変わらなかった。
読売新聞
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)