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しかし、キング観光の権田盛秀社長とはいまだに話し合いはできていない。市の中高層建物等の建築に
係る紛争を防ぐ条例に基づき、10月下旬に開かれた2回目の住民説明会。権田社長は「店舗を2階にしろとか
駐車台数を減らせとかは、経営の根幹にかかわる話で到底のめない」と喝破。「商店街にも相乗効果がある。パ
チンコへの偏見はやめてほしい」と出席者の口をつぐませた。
説明会後、協議会の林悦夫副会長は「7月の要望書と混同されてしまった。けんかするつもりはなかったのに」と
食い違いを嘆いた。今後は同条例が定める通り、市にあっせんを求めるつもりだ。
四日市市の田中俊行市長は「法律上は問題はない」と強調する。都市計画法の定める商業地域で、遊技場の
建設は可能。市景観条例には強制力がない。地域住民で計画を作り、市や県で承認されれば地区限定の規制を
設けられるが、この場合は地権者の合意が大前提となる。
一方で、田中市長は「近鉄とは20年余り前の駅前開発で協力した仲。近鉄グループの三交不動産と、
事前に話し合いができなかったことは残念」と話す。「今後は駅前通りを開発した施工管理者として、景観の配慮を
主体的に求めていく」と言うのが精いっぱい。住民側の要望を同社に伝える“行司役”として努力するとも話している。
(小林迪子)