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府が約85億円で買うことになった大阪市の第三セクター、大阪ワールドトレードセンタービルディング
(WTC)について、朝日新聞大阪版(29日付)で府民30人に「どこにあるか知っていますか」と
尋ねたところ、約3分の2の人が、あやふやだったり「知らない」と答えたりしました。そこで、本紙記者が
平日に訪ねてみました。
市営地下鉄中央線の終点コスモスクエア駅からニュートラムに乗り換えて1駅。「トレードセンター前」駅を
降りると、目の前に55階建て高さ256メートルのスカイブルーのビルがそびえ立つ。府が出資した
「りんくうゲートタワービル」(泉佐野市、96年完成)と並び、西日本一。当初は高さ150メートルの計画が、
府と市が競い合い、どんどん高さが増したとか。総事業費は1193億円。結局府が買い取るという結論に、
何だかため息が出る。
メーンは4~45階のオフィスフロアだが活用は進まず、大阪市の7部局が約3万平方メートル(約54%)を
占める最大テナント。市は年間30億円前後の賃料・共益費を負担している。空きフロアは全体の26%の
1万5千平方メートルを占める。
吹き抜けの1~3階は「多彩なアミューズメント空間・フェスパ」。飲食店5店とコンビニ2店、診療所、
ゲームセンターが並び、多彩というより雑然。コンビニの利用客は、平日はほとんど市職員。
「中年男性が多いせいか、健康志向のペットボトル茶がよく出ます」(女性店員)。
弁当店も「商社が撤退し、周辺の事業所も減り、開業12年、売り上げは下降線」とオーナーの男性(47)。
テナント料は値引きしてもらっているという。
URLリンク(mytown.asahi.com)