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新型インフルワクチン接種、一般向け前倒し困難も
新型インフルエンザのワクチン接種を巡り、最優先だった医療従事者への接種回数が2回から1回に減ったことで、
多くの自治体が計画を前倒しする一方、医療従事者からの希望が配分量を大幅に上回り、
今月中旬まで一般への接種が始まらない自治体も出ている。
ワクチンは10月9日と同20日の2回に分けて出荷されたが、北海道では1回目の配分量の倍にあたる約14万人が希望。
厚生労働省は、医療従事者を「治療に直接従事する者」としたが、道担当者によると
「定義があいまいで、職員分まで希望する病院もあった」という。2回目の配分8万人分の9割以上を医療従事者に回す方針で、
妊婦らへの接種を前倒しすることが出来ず、当初の予定通り11月中旬とした。
秋田県も「余剰分が発生するか不明」、愛知県も「準備時間が足りない」などの理由で、前倒しが困難な状況だという。
一方、東京都は、1回目の配分の2倍の約28万人が希望したが、独自に必要量を算定し、
2回目の配分は9日から始まる妊婦らへの接種に回す。
ある自治体の担当者は「国の方針転換が相次ぎ、混乱を生んだ」と話している。
(2009年11月2日14時51分 読売新聞)
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