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岡田克也外相が今週後半に訪米し、クリントン国務長官と会談することが1日、固まった。会談日程は6日
(日本時間7日)を軸に調整しているが、参院予算委員会も予定されていることから、なお流動的だ。
米国務省は10月31日、現地時間の6日午前に国務省で会談するといったん発表したが、まもなく撤回し
最終調整を続けた。
日米間の焦点となっている米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、米政府は11月12日の
オバマ大統領初訪日までの決着を日本側に迫っている。
岡田氏はクリントン氏とのひざ詰め談判で、自らが模索する米軍嘉手納基地(嘉手納町など)への統合案について、
米側が容認する可能性を探りたい意向だ。同時に、日本側として年内に普天間問題の方向性を示す考えを説明し、
米側の理解を得たいとしている。
またオバマ米政権が重視するアフガニスタン支援をめぐり、日本が検討している警察支援や民生分野での
協力についても話し合う方向だ。
当初、岡田氏側は1日の外相会談実施を目指したが、米側が日本政府の方針が定まらないままでの会談に難色を
示したことや、クリントン氏の中東訪問などと日程が重なったため断念していた。
米側は普天間問題について、日米合意に基づき米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)へ移設する現行案が
「唯一、実現可能だ」(ゲーツ国防長官)と強調して早期履行を要求している。
岡田氏は、現行案が環境破壊の問題があるほか、数千億円の経費がかかるとして難色を示す一方、嘉手納統合案に
関しては「納得するまで検証したい」と表明している。
共同通信
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