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国会は2日からの衆院予算委員会で、与野党の本格論戦に入る。自民党は大島理森幹事長
らが、鳩山由紀夫首相の献金偽装問題や民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)実現に必要な
16.8兆円の財源の裏付けを徹底追及する構えだ。衆参代表質問での首相答弁は、公約実現への
意気込みをアピールする一方で、具体論の先送りも目立った。首相が野党の質問をどうしのぐのか、
今国会は最大の山場を迎える。
衆院予算委は2、4、5日の3日間。自民党は初日に照準を合わせ、質問者に大島氏のほか、町
村信孝元官房長官、加藤紘一元幹事長ら論客をそろえた。大島氏が総論、町村氏が外交・安保、加
藤氏らは財政・金融と、担当を振り分けた。
自民党の林芳正参院政審会長は31日の民放テレビで、「年末年始が大変という声が大きい」と
語り、景気対策を取り上げる意向を示唆したものの、同党は「政治主導」を掲げる鳩山政権の姿勢
を逆手にとり、詳細な質問通告を拒否。「どんな質問も各閣僚に答えてもらう」と政権を揺さぶっ
ている。【坂口裕彦】
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