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★民主党と内閣、「小沢ルール」解釈めぐり右往左往
・民主党の小沢一郎幹事長が国会対応や政策立案で掲げる「小沢ルール」に、党内が右往左往
している。「口べた」と称する小沢氏の真意の読み解き方で「ルール」が変わり、人事などで影響が
出ている。この読み解き競争が、鳩山由紀夫首相の求心力を低下させ、責任の所在をあいまいに
している。
国会改革、政策決定の政府への一元化、選挙重視―。小沢氏はこれらにこだわりを持ち、
独特の「ルール」を設けている。だが、「解釈」をめぐり現場は混乱が続く。
総選挙後、国会内の党代議士会会場の座席には新人議員の名札が張られ、欠席者が一目で
わかるようになった。党国会対策委員会が「新人は率先して国会に出席」との小沢ルールに
配慮したものだが、小沢氏は指示したわけでなく、「どうしたんだ、これは」と驚いたという。
真意を正確に読み取り、参院側の存在感を高めているのが輿石東参院議員会長だ。
小沢氏が来年の参院選に向け党改革をしたいと考えていたことを察知。衆院選後、鳩山代表に
「小沢幹事長しかない」と勧める一方、政調会長が閣内に入ることに疑問をはさんだ。「政策決定の
政府一元化」という小沢ルールのもと、内閣と党を切り離し、党運営で小沢氏に権力が集中する
きっかけを作った。
見返りに得たのは、小沢氏に次ぐ幹事長代行のポストと参院民主党の独自性だ。党役員会の
重要ポストは参院議員が占め、参院だけ政策審議会が存続。衆院ではやらなかった代表質問も、
参院では行い、自ら質問に立った。
一方、山岡賢次国会対策委員長は試行錯誤を続ける。
「国会は野党が政府と議論する場」という小沢ルールをもとに、衆院での代表質問を見送った。
衆院予算委員会でも与党質問をやめようとしたが、結局することにした。(>>2-10につづく)
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