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神奈川県警旭署は３０日、大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕した横浜市内の
パキスタン人男性（２８）を、誤認逮捕だったため釈放したと発表した。現場で
行った試験で大麻が検出されたと思い込んだのが原因。旭署の誤認逮捕は
今年２回目。
県警によると、２９日午後１０時ごろ、横浜市旭区で署員が男性を職務質問。
男性の乗用車内に葉巻のようなものがあったため、地域課長ら３人が試薬を使い、
大麻の反応が出たとして逮捕した。
試薬は液体で、大麻が検出されると上下２層に分かれ、下が青く変わる。現場では
上が青くなったが３人とも誤った。
男性は容疑を否認。別の署員が葉巻から大麻のにおいがしないのを不審に思い、
再度試験をして間違いに気付き、３０日午前３時ごろ釈放した。
旭署では６月にも、集団暴行事件で誤認逮捕があった。
渡部孝雄署長は「あいまいな知識で判断を誤った。前回の教訓が生かされず
弁解の余地はない。適正な捜査を徹底する」とコメントした。
共同通信 2009/10/30 22:03
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