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海自艦衝突 原因究明と責任明確化を
またしても自衛艦と民間船が衝突する事故が起きた。
27日夜、関門海峡で海上自衛隊の護衛艦くらま(5200トン)と韓国籍のコンテナ船(7400トン)が衝突、
くらまの艦首が大きく破損し、炎上した。関門海峡は1日に約600隻を超す船舶が行き来する。
幅が狭く流れも速いことから「海の難所」とされる。中でも関門橋下付近の航行できる幅員は約600メートル。
潮流は約9・4ノット(時速約17・4キロ)に達することもある難所中の難所だ。
事故はコンテナ船が、海自艦の進路にはみ出したとの見方が強い。第7管区海上保安本部の管制ミスがあったとの情報もある。
しかしながら、海自艦は難所を乗り切るのに十分な見張り態勢であったのか、また適切な事故回避措置は取られたのか。
双方からの速やかな事情聴取を含め、事故の調査・検証を求めたい。
海上自衛隊の艦船が絡んだ重大事故としては、横須賀市沖の東京湾で1988年に発生した潜水艦なだしおと遊漁船の衝突事故、
2008年に起きたイージス艦あたごと漁船の衝突事故などがある。
なだしおの事故は遊漁船の乗客・乗員48人中30人が亡くなる大惨事となった。
あたごの事故は漁船の親子2人が行方不明になった。昨年の事故だけに記憶に新しい。
あたご事故の際、当時の石破茂防衛相や福田康夫首相への一報が大幅に遅れ、
海上自衛隊の通報態勢や政府の危機管理能力が問われた。
~長文につき、つづく~
琉球新報 2009年10月29日
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