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伊豆諸島八丈島（東京都）の近海でキンメダイ漁船「第１幸福丸」が遭難した事故で、
救助された乗組員３人が入院する町立八丈病院の看護師が２９日午前、記者会見した。
体の痛みなどを訴えて処置を受けているが食欲はあり、退院を楽しみにしているという。
３人は脱水症状の改善などのために点滴を受けている。身動きのとれないところで
同じ姿勢を保ち続けていたようで、「体のあちこちが痛い」と訴え、湿布をはるなどしているという。
３人とも、朝食はすべて食べた。昨夜は吐き気があって夕食が食べられなかった
鳰原（にゅうばら）貴光さん（３３）も含め、みな大盛りのごはんを食べた。鳰原さんは
「甘いものはないですか」といい、オレンジジュースとケーキも口にした。
家族と電話で話をしたが、早く対面したい様子で「いつ退院ですか」と話しているという。
健康状態を精査するために採血しており、結果が良好なら医師が診察した上で
同日午後にも退院できる見込みだという。
看護師によると、鳰原さんは遭難から４日たった２８日、救助にきた海上保安官が
船底を通じて「助けるからな」と声をかけた際、暗くて狭い船内で、かつて見た映画を
思い出したと話しているという。海保の特殊救難隊が主人公の「海猿」で、「格好良かった」と話しているという。
*+*+ asahi.com 2009/10/29[12:06:07] +*+*
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