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鳩山由紀夫首相の所信表明演説に対する各党代表質問が28日午後の衆院本会議で始まった。
トップバッターにたった自民党の谷垣禎一総裁が民主党の財政運営を「破たんのシナリオ」
と批判したのに対し、鳩山首相はムダの排除で新政策に伴う財源は必ず確保すると明言。
恒久財源の乏しさをつく質問に対して、政治に対する国民の信頼回復の前に消費税増税を行う
必要はないと反論した。
政権発足後1カ月の政権運営について谷垣氏は「内政・外交から象徴的には日本郵政の人事に
至るまで、約束違反・言行不一致ばかりが見受けられる」と指摘。民主党の衆院選マニフェスト
は、実現可能性が極めて疑わしい項目も散見され、「羊頭狗肉」と切り捨てた。さらに2010年
度概算要求に関して「民主党は『高福祉・低負担』で日本が存続できると考えるのか」と追及した。
これに対して鳩山首相は「(公約は)4年間の国民との契約であり必ず実現する」とし、
4年後に達成されなかったと国民に思われたときには「政治家の責任を取る」と明言。
福祉と負担のあり方では、「大きな政府・小さな政府を言う前に政治は弱い立場の人のために
ある」とあらためて語った。市民活動などを政府が支援する新たな公共政策により「それほど
大きな負担にならなくとも大きな幸せを享受できる社会を作ることができる」と反論した。
そのうえで成長戦略や財政健全化のビジョンがないとの指摘に鳩山首相は「あなた方に言われ
たくない」と語気を強め、「こんな財政にしたのは誰なのか。旧来型の政・官・業の癒着に基
づいた成長戦略とは一線を画したものをわれわれは考えていく」と語った(抜粋)
URLリンク(jp.reuters.com)
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