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★昭島浪人生死亡 「殺人ではなく自殺」と発表 警視庁
・東京都昭島市で8月、大学受験を目指して浪人中の男性(18)が胸を刺して死亡し、殺人容疑で
捜査されていた事件で、警視庁捜査1課は28日、殺人ではなく自殺と認定したことを正式発表した。
捜査1課は近く、捜査報告書を東京地検に送る。
捜査1課の調べによると、8月19日午前2時10分ごろ、昭島市中神町の都営アパートに住む
保険外交員の母親(38)が「息子が刺された」と119番通報。昭島署員らが駆けつけると、
男性が自室のベッドの脇で胸から血を流して倒れていた。近くに血のついた包丁が落ちていた。
母親が当初、「悲鳴が聞こえて部屋を出たら、息子が見知らぬ男ともみ合っていた。男は玄関から
逃げていった」と説明したため、捜査1課が殺人事件として捜査。しかし外部から何者かが押し入った
形跡は確認されず、男性の胸や腕に自ら刺した「ためらい傷」とみられる傷が複数あった。
捜査1課はこうした現場の状況から、男性が自殺したと認定した。ベッドに倒れ込みながら、
自分の胸を包丁で刺したとみている。母親は「寝起きに知らない人を見たような気がするが、
刺したところは見ていない」などと話し、捜査1課の自殺認定を受け入れているという。
男性は大学受験の失敗に悩んでいたといい、捜査1課は受験失敗などを理由に自殺したとみている。
男性は当時、母親と弟(5)の3人暮らし。男性の知人によると、死亡する直前は自室にこもりがち
だったという。
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