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★護衛艦とコンテナ船衝突・火災、3人けが…関門海峡
27日午後7時56分頃、福岡、山口県境の関門海峡で、海上自衛隊佐世保
基地所属の護衛艦「くらま」(5200トン)と韓国籍のコンテナ船
「カリナ・スター」(7401トン)が衝突し、両船で火災が発生した。
北九州市消防局などが消火に当たり、コンテナ船の火災は午後8時35分に鎮火、
くらまも午後11時20分頃、鎮火状態になった。海上幕僚監部によると、くらま側で
乗組員1人が足に軽い裂傷を負い、2人が煙を吸って気分が悪くなった。門司海上保安
部は業務上過失往来危険容疑で、関係者から事情を聞き始めた。
第7管区海上保安本部(北九州)や防衛省によると、現場は北九州市と山口県下関市を
結ぶ関門橋のほぼ真下で、海峡の幅は約650メートルと狭かった。くらまは瀬戸内海
方面から西に向かって、コンテナ船は玄界灘から東に向かって、それぞれ関門海峡に
進入したと見られる。波はほとんどなかったが、視界は約3~4キロで、見通しが
良い状態ではなかったという。
くらまは艦首部分が大きく破損し、シンナーなどを収納していたペイント庫付近が炎上した。
コンテナ船は右船首部分に穴が開き、積み荷のコンテナが燃えた。
現場は、海上衝突予防法の特別法である港則法施行規則により、右側航行が義務づけられている。
くらまの艦首部分は左から右に衝突を受けたような破損状況のため、くらまが左前方から来た
コンテナ船と衝突した可能性がある。
くらまは1981年に就役。全長159メートル、全幅17・5メートル、定員360人で、
対潜ヘリ3機を搭載できる。25日に相模湾で行われた観艦式に観閲艦として参加、
佐世保基地に戻る途中だった。297人が乗船し、負傷するなどした3人は船体前部で
見張りをしていた。午後11時頃、自力航行を再開、門司港に向かった。
韓国海洋警察庁によると、カリナ・スターはナムソン海運(本社・ソウル)が所有。
全長127メートル、幅20メートルで、同社釜山事務所によると、韓国人ら16人が
乗り組み、釜山港から大阪へ向かっていた。>>2へ続く
(2009年10月28日01時22分 読売新聞)
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