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競売入札妨害で暴力団幹部逮捕
広島市にある指定暴力団の幹部の男が、競売にかけられた自宅の玄関に
暴力団であることを示す看板を立てかけて２７日、競売を妨害したとして
競売入札妨害の疑いで警察に逮捕されました。
調べに対し、男は「妨害はしていない」と容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、広島市の指定暴力団「共政会」の幹部で、藤田組組長の
藤田靖彦容疑者（６６）です。
警察は、藤田容疑者の自宅や組事務所などを捜索しました。
警察の調べによりますと、藤田容疑者は、ことし７月、競売にかけられた広島市中区
東平塚町にある自宅の玄関の横に「藤田組」などと書かれた木製の看板を立てかけ、
競売を妨害した疑いがもたれています。
調べに対し藤田容疑者は「看板を洗って干していただけで、妨害はしていない」と話し、
容疑を否認しているということです。警察によりますと、藤田容疑者の自宅は、おととし別の
男性に名義が移りました。しかし男性がこの家を担保に金融機関から数千万円の融資を
受けた後、行方が分からなくなったため金融機関が競売にかけたということです。
警察は、藤田容疑者と男性の関係などについても調べを進めることにしています。
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