09/10/27 00:54:59 yjlxAxNx0
>>960
それはちょっと違うと思う。
餓死するつもりなのは当時のキチガイ軍部だった。
だって日本は米英に石油の輸入を依存してたわけだけど、何をトチ狂ったか、
アメリカから石油を輸入しておいて、中国からアメリカやイギリスを排除
して、華北に自分らの経済圏を確立しようとしたんだから。
ハルノートばかりがとりあげられやすいけど、その何年も前から
アメリカは何度も「これ以上、中国に手出ししたら石油の供給を打ち切るぞ」
って通達はしてた。
にもかかわらず、日本は耳を貸さずに、そのままどんどん自分らだけの経済圏を
確保しようとしたんだから、そりゃアメリカだって石油売らなくなるわ。
ハルノートにはその前段階として、すでにアメリカから何度も中国進出を
止めるかあるいは日本が囲い込んでるマーケットを開放するように、という
要請があって、それを何年も日本が無視した果てに起こったことを忘れてはいけない。
すなわち、日本は徹底的に、アメリカと敵対する覚悟を、数年以上も前から固めていたとしか思えないわけよ。
自分が売ってやった食料で元気になって、自分のショバを荒らしまわるなんてこと
されりゃ、いつかは売らないって言い出されるのは当然で、当時の日本が、何を
思ってアメリカから石油を輸入しておいて、アメリカを中国から追い出そうとしたの
かは、未だに合理的には説明できない。
おそらく、合理性を越えた何か、勢いのようなノリでやったのだとしか。
自分のメシがどこから来てるのかを考えれば、米英から石油を輸入しておきながら
米英の中国マーケットを荒らすなんて、最悪の行為に出るべき「合理的」な
理由は無い。資源のことを考えれば考えるほど、まさに自殺行為に走ったわけだ。
合理的には説明つかないが、「アジアの解放」という非合理な理念を、本気にしちゃった
人々がその理念のために突っ走り気味になったのではないか、という想像ぐらいならつくが。
アジアの解放のため、白人どもをアジアから追い出すべきという理念のために、
明日のメシ(石油)を供給してくれてる国に、ケンカを売ってしまったという説明ぐらいしか
できない。