09/10/25 22:32:50 0
当初「十月にも」としていた母子加算の復活時期は十二月までずれ込み、代替措置の扱いが継続と廃止に分かれた。
要求額が過去最大に膨らんだ来年度予算の編成をにらんだ財務省と厚生労働省が“綱引き”した結果だ。
「学習支援費は教育のためのお金で、母子加算とは趣旨が違う。まず、受ける側に何が必要かを考えてほしい」。
当事者よりも予算ありきの議論に、違和感を隠さない。
母子加算では子ども一人に約二万円が支給されるが、二人目以降の上乗せ分は千円ほど。
「子どもが三人いれば、お金も三人分かかるのに」。復活自体は喜ぶものの、仕組みには釈然としない部分も残る。
「母子家庭のみ」という条件にも疑問がある。「大変なのは父子家庭も一緒では」。
この機会に「ひとり親加算にした方がいい」と提案する。
「生活第一」を旗印に掲げ、動きだした鳩山政権。その一歩一歩が私たちの暮らしをどう変えていくのか。
石川、富山両県の十一人にその「監視役」にななってもらい、身近で起きた変化や感じたことを随時、報告していく。
佐藤洋子さん(45) 約10年前に離婚し、両親とは死別。現在は金沢市内のアパートに住む。
今年9月、派遣社員として旅行添乗員の仕事に就いた。(おわり)