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香川県民のボランティア活動への参加率が2002~07年度の5年間で、約4割から
2割以下に半減したことが、県の調査で分かった。参加しない理由では「時間がない」
が増加しており、景気の先行き不安などで余裕がなくなっているのが要因とみられる。
結果を踏まえ、県は参加のきっかけづくりに向けた情報提供を推進する方針。
調査は02、05、07年度に県政世論調査の一環で、県民千人余をサンプルに実施。
ボランティア活動への参加経験や現状、関心度などを尋ねた。
調査結果によると、「ボランティア活動の経験がある」とした参加率は、02年度が
37・3%。ところが05年度は10ポイント余も低下して26・9%となり、07年度
には19・8%と2割台を割り込んだ。「現在している」も同様の傾向で、02年度が
10・1%だったのに対し、07年度は5・9%と半分近くに落ち込んでいた。
参加していない理由をみると、各年度とも「時間的な余裕がない」がトップ。02年度には
27・7%だったが、景気の先行き不安などもあってか、07年度には30・2%に増加
していた。一方で、「関心がある」も5年間で65・7%から52・2%にダウンしていた。
急激な落ち込みに、県民活動・男女共同参画課は「ボランティア活動がより身近になり、
意識せずに参加している面もあるのでは」と分析しつつも、調査結果を重視。ホームページ
やメールマガジンによる情報提供、ボランティアをテーマにした出前講座などを進めるという。
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