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・阪急百貨店うめだ本店の建て替え工事に伴う、JR大阪駅と阪急梅田駅を結ぶ屋内通路の閉鎖で、
大阪・キタを代表する繁華街「阪急東通商店街」が大きな打撃を受けている。人の流れが変わり、
JR方面からの客が激減、飲食店などが売り上げを落としている。
「まさかここまで減るとは」。お好み焼き店「美舟」の店主、舟橋修治さん(60)の表情はさえない。
先月24日の閉鎖以降、平日の仕事帰りの客が減り、売り上げは昨年の同時期に比べ2割ほど
下がった。「去年は不況で、落ちるところまで落ちたと思ったけど、それより悪い」とため息をつく。
和食チェーンの店長(45)も「想像以上の影響。売り上げの数字を見るのが怖くなった」。
近くのカラオケ店でも2割近く客足が落ちた。店では売り上げの回復に向け、営業会議を
繰り返しているが、男性店長(28)は「どう対策をとればいいのか分からない」と途方に暮れている。
閉鎖された通路は、阪急百貨店をはさんで、西側のJR大阪駅と商店街の入り口がある東側を
結ぶ歩行者の“大動脈”。通行できなくなったことで、JR側から商店街に行くには、阪急百貨店沿いに
南へ迂回しなければならなくなった。以前に比べ距離は大きく変わらないが、北方面の迂回ルートを
使って阪急電鉄を利用する人が多くなり、商店街への人の流れが減った。
阪急東通商店会連合会会長の野口功さん(75)は「阪急という名前を掲げた商店街として、これまで
やってきた。阪急さんには、地元の街のことも一緒に考えてほしい」と訴える。
野口さんによると、東通商店街以外にも、影響が出ている商店街があり、今月26日に開かれる北区の
各商店会の代表者が集まる会議で議題にし、阪急側に看板設置など、対策を申し入れることも
検討するという。
通路の再開は、平成24年の春。それまで、店を維持できるかどうか分からないとこぼす経営者も
少なくない。お好み焼き店の舟橋さんは「通路が閉鎖されただけで影響があるのは、商店街の方にも
原因があるのかもしれない。遠回りしても来たくなるよう、自分たちの努力も必要。通路の閉鎖を、
街づくりを考える機会にしたい」と話している。(一部略)
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