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★日航が静岡空港撤退固める
・経営再建中の日本航空(JAL)が静岡空港(静岡県島田市、牧之原市)から撤退する方針を固めた
ことが、同社関係者への取材で分かった。日航は9月までに策定した経営改善計画の素案に、
同空港発着路線の廃止検討を盛り込んでいた。前原誠司国土交通相直属の専門チームが素案を
抜本的に見直しているが、廃止は避けられない見通し。既に撤退方針を表明した長野県営松本空港の
3路線を含め、計29の地方路線がほぼすべて廃止方針という。
同社関係者によると、日航の素案では、静岡空港発着の新千歳、福岡の2路線を含む国内線29路線と、
国際線21路線を廃止。国内7空港、海外9空港からの撤退を検討していた。
その後、改善計画の見直しを進めた事業再生の専門家でつくる政府の「JAL再生タスクフォース」も、
深刻な業績不振に陥っている現状などから、一部路線を除き不採算路線からの撤退に踏み込まざるを
得ないと判断した。
静岡空港では、平均搭乗率が70%を下回った場合、不足分を静岡県が金銭で補てんする
「搭乗率保証」を川勝平太知事が見直す意向を示したことも影響したとみられる。タスクフォースは
10月中に再建計画案の骨子をまとめる。
一方、日航が既に撤退方針を表明した松本空港を抱える長野県の村井仁知事は20日、日航本社を訪れ、
縄野克彦副社長に路線存続を強く要請。同空港での日航の赤字額の一部を県が補てんする意向を示した。
知事は「地元の強い要請をタスクフォースに報告してもらうことになった。存続に向けて事態は少し
進んだのでは」と話した。
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