09/10/20 22:00:37 0 BE:2160403079-PLT(12556)
「捕まっても大した罪にはならない。簡単に執行猶予がつく」「証券会社の人間とか
みんなやっていること。もうけすぎたから発覚した。運が悪かっただけ」
起訴された松村直亮被告のグループの元メンバーは周囲にこう語り、罪の意識は
極めて希薄だった。
企業の業績とは無関係に株価を上げ下げさせて多額の利益を得る「仕手筋」。
証券アナリストの松本弘樹氏によると、バブル崩壊後、資金源を失ったプロの仕手筋に
代わって台頭してきたのが、インターネットを武器とし掲示板に投資家が目を引く
書き込みなどをして株価を操作する“ネット仕手筋”だという。30億円もの資金力を
誇る松村被告らは、まさにネット仕手筋だった。
インターネット取引が普及し、クリック一つで簡単に株の売買が可能となった近年、
10代や20代の個人投資家も少なくない。
松本氏は「ネット取引は証券会社のチェックも緩く、証券マンが指導や忠告する
機会もないのが問題」と指摘する。こうした土壌が今回のような「ゲーム感覚で
巨額の資金を動かす」(松本氏)倫理観の低い投資家を生み、株価操縦の温床となった
可能性が高い。しかし、規制の強化は優良な資金の海外流出を招くため、解決策は
節度ある投資を求める以外ないという。
証券業界関係者は「今回の事件は氷山の一角」と口をそろえる。事件は、ゲーム感覚で
巨利をむさぼるネット仕手筋に警鐘を鳴らしたといえる。
*+*+ 産経ニュース 2009/10/20[22:00:37] +*+*
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