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情報の「東京一極集中」について、ちょっと考えてみませんか? 関西を拠点に活動する
ジャーナリストの有志たちが、そんな問題意識を旗印に集う初めてのシンポジウム
「ジャーナリズムフェスタ2009 書くぞ 見るぞ 撮るぞ 話すぞ」を24日、大阪市内で開く。
呼びかけたのは、北朝鮮からの「脱北者」取材などで知られるアジアプレス大阪代表の
石丸次郎さん(47)ら大手メディアに属さない「独立系」ジャーナリストたち。
国際報道や報道写真、記録映像、出版などの第一線で活躍する関西在住の15人が、
「東京以外の場で書く、本を作る」「関西ジャーナリズムの復権」などの4テーマで計7時間に
わたって語り合う。
関西は明治期に「大阪朝日」「大阪毎日」が発刊されるなど、東京以上の情報発信力を持った
歴史を持ち、非中央、反権力を掲げた「滑稽(こっけい)新聞」(1901年)を刊行した宮武外骨ら、
力のある表現者が育ってきたとされる。「だが、いまメディアの大半は東京に本拠を構え、
さらなる集約が進んでいる。情報発信拠点の一極集中は、工場を移転するのと事情が違う。
このままでは、社会を見つめる『眼』が単眼的になってしまう」と石丸さんは言う。
集いでは、一般参加者との意見交換も予定。石丸さんは「どないすんねんの答えはすぐには
出ないかもしれないが、まず語り合うことから始めたい。ここ数年、『独立系』ジャーナリストを
目指す若者そのものが減っており、自分で表現することの楽しさと大切さを伝える場にもしたい」と話す。
午前10時半から午後8時。大阪市北区天神橋6丁目の大阪市立住まい情報センター3階ホール。
一般千円、学生500円。問い合わせはアジアプレス大阪(電話番号削除)へ。
URLリンク(mytown.asahi.com)