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市保健所によると、市内の新型インフルエンザの患者数は、秋の大型連休後半を含む1週間
(9月21~27日)は、15・02人と前週比で大幅に減った。しかし、その後の1週間で警報目前の
28・66人まで急増。夜間急病センターには患者が詰めかけた。10月11日には、小児科と内科を合わせて
計452人が訪れ過去最多を記録し、最大6時間待ちとなった。
4日からは、準夜帯(午後7時~午前0時)については小児科、内科の医師をそれぞれ1人ずつ増やし、
各科3人態勢に増強。17日の深夜帯(午前0~7時)は医師を1人増やし3人態勢とし、さらに一時的に4人が
診察にあたった。診察開始は午後7時。既に待合室にはマスク姿の大人や子どもが約130人も詰めかけた。
椅子に座れず壁にもたれたり、床に座り込んでいる人もいる。駐車場はいっぱいで、駐車待ちの車が10台以上
連なっていた。
竹林恭子医師の診察室には、西区の中学1年の男子生徒(13)が祖母に付き添われて入ってきた。
採取用の長い綿棒で鼻奥の粘膜をこすって検査した結果、新型インフルエンザだったことが判明した。
竹林医師によると、中学生くらいになると症状が軽いため、寝込まずに外出して、広がるケースがある。
竹林医師は「熱が出ても12~24時間たたないと結果が出ない。結果が出るころを見計らって、来てもらった
方がいい。そうでないと重症の人を待たせることになってしまう」。この日、診察にあたった宇加江進医師は
「今日は自分の病院で100人以上診てからここに来た」と話した。午前0時。医師や看護師らが一斉に交代。
応援の医師1人は午前3時までの勤務を予定していたが、患者が絶えないため午前3時半まで診察した。
夜が明けた午前6時半。ぐったりした子どもを抱えた親が、不安そうな表情を浮かべてたくさん入ってきた。
結局、診察は午前8時前まで続いた。
この日訪れた患者は内科190人、小児科255人の計445人。受診せずに帰宅した人もいたという。
「日本は早期診断・治療が進んでいるため犠牲者が少ないが、肺炎などを併発する恐れがあるので症状が
軽くても心配しなくていいとは言えない」。笹島医師は話した。