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★新型インフル 予防接種始まる 大阪など23府県
・新型インフルエンザの予防接種が19日、医療従事者を対象に始まった。11月以降、妊婦や
基礎疾患のある人、小児らに順次接種される。対象者は計5400万人。
7月以降の新型インフルエンザ感染者は推計234万人に上っており、流行の本格化に備え、
死亡や重症者の増加を食い止める効果が期待される。
厚労省によると、19日に接種を始めるのは大阪、千葉、山梨など23府県。残りは、23道県が
週内に、実施医療機関の取りまとめに時間がかかった東京都が26日から、それぞれスタートする。
接種対象の医療従事者は、インフルエンザ患者の診察にかかわる医師や看護師、救急隊員ら
約100万人。厚労省はこのうち国立病院機構の病院にいる2万人を対象に詳細な副作用調査を
行い、今後の安全性評価に活用する。
一般の接種開始は11月からで(1)妊婦、ぜんそく・糖尿病・肝硬変などの基礎疾患のある人
(2)1歳~小学校低学年の小児、児童(3)1歳未満の乳児の保護者ら--などの順に、リスクの
高い層から優先される。厚労省は近く、当初2回としていた接種回数を「13歳以上は原則1回」と
改めたうえで、スケジュールの目安を公表する。
接種費用は1回3600円。厚労省は今のところ、13歳未満は免疫効果を高めるため2回接種と
する方針で、同じ医療機関なら2回目は2550円に減額される。また低所得層には負担軽減策が
あり、市町村の窓口で証明書を受け取れる。厚労省は全体の約3割に当たる生活保護世帯と
住民税非課税世帯の無料化を想定しているが、市町村で対応が異なるため、確認の必要がある。
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