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・死刑制度の廃止を訴えていた弁護士で民主党の千葉景子参院議員が、法相に就任したことで
死刑制度の存廃論議が再燃しそうだ。「冤罪の可能性を考えると廃止すべきだ」と訴える亀井静香
郵政改革・金融相に対し、鳩山邦夫元法相は「犯罪被害者の遺族の感情を考えると死刑制度は
絶対必要」と異を唱えている。両氏の見解を聞いた。
≪亀井静香氏≫
--超党派で作る「死刑廃止を推進する議員連盟」会長を務められるなど、一貫して死刑廃止を
主張されています
「たとえ犯罪者であろうと、国家が人を殺すことを是認していいのか。一方で戦争はしてはいけないと
いいながら、一方で(社会の)自己防衛のために犯罪者を殺していいというのは自己矛盾だ。
また冤罪の可能性も無視できない。日本警察、検察の捜査能力は高いが、人間のすることである
以上、冤罪は起こりうる」
--現状の犯罪捜査、司法制度にはどんな問題が
「裁判所が認めなければ釈放されない勾留自体が拷問になっている。また(警察官僚だった)
自分の経験からも、日本の裁判所は、犯罪者の自白や証人の証言を証拠として重視する傾向がある。
拘禁ノイローゼで事実をゆがめて自白することもあるし、第三者の証言がいつも必ず真実とはかぎらない。
これは捜査の可視化を進めれば解決する問題ではない」
--死刑存続論の意見として、犯罪抑止力の低下を指摘する声もあるが
「根拠となる統計的な数字はなく、死刑は犯罪の抑止力になりえない。本人の責任もあるにせよ、
犯罪者の傾向として、育った環境や生活環境が強く影響している。刑罰に犯罪抑止力を期待するよりも、
社会生活を豊かにすることや、人間教育に力を注ぐべきだ」
--犯罪被害者の遺族感情を重視すべきだとの意見も根強いが
「死刑制度があるから、被害者側はその中で最も重い死刑を求める。日本には確かに『あだ討ち』の
歴史もあるが、一方で罪を許し、改心を願う人の温かさもあるのではないか」(>>2-10につづく)
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