09/10/18 03:36:19 vXEtCEzyO
>>393
君が言う個性ってなんだ?
法学はどう考えてもいわゆる個性が相対的に不必要な学問なんだよね。
要するに、実定法において重要なのは結論の妥当性を如何に法の安定性を揺るがさずに取るかって話であって、
何が妥当な結論かってのには大抵の場合明らかだし、材料は法の条文の形になってるわけだから個性が入り込む余地が構造的に少ないんだ。
突飛な条文を持って来る事も出来るけど、大抵の場合判例で言及されてるなりでどこかで綻びが出る。
判例を掻い潜るにはとにかく判例を潰さなきゃいけないし、反対説の反駁を封じなきゃいけないから、必然的にいわゆるお勉強にウェイトを置かざるを得ないんだよね。
学会誌はそもそもサーベイと判例批評が多いから、「おおっ!凄い発想だ!」と言うよりまた留意しなきゃいけないのが増えたなってうんざりするのが多いよ笑
他の分野だと事情が全然違ってくるのかな?