09/10/16 15:06:23 0
・自衛隊も海上保安庁もない沖縄県与那国町。気象観測所も昨年10月で無人化された。
国家公務員は、いまや税関業務の1人だけになった。
島の安全を守るのは、2人の警察官と彼らの携行する拳銃2丁である。その1人、久部良駐在所の
山内聡代巡査部長(38)は沖縄本島の機動隊勤務から転勤し2年になる。
朝夕は登下校の小中学校を、飛行機の離着陸時は空港を、フェリーの出入港には港を巡回する。
「制服姿がそこにあることが(犯罪の)抑止になる」と考えるからだ。
赴任してからの犯罪は盗難が4、5件、交通事故は脱輪に横転、町長選での傷害事件などで殺人はない。
その意味で島の治安は悪くない。だが国境の島としての安心安全となると、事情は異なってくる。
与那国町が去る6月に防衛省に出した自衛隊配置に関する要望は、「100人規模の駐屯地」だ。
沖縄には現在、西部方面隊第1混成団が置かれていて、南西諸島の部隊配置は190ある有人島のうち
5島のみ。陸自部隊に限ると沖縄島だけだ。つまり中国の近海防御戦略の第1列島線に入る与那国島など
八重山・宮古の先島諸島は防衛力の空白地帯同然となっている。
5年前に決定された中期防衛力整備計画は第1混成団を旅団に格上げし、防衛省もこれを機に与那国島に
沿岸監視隊として数十人程度の部隊を出す意向とされた。しかし政権交代で、防衛大綱も中期防も見直しは
来年末へ先送りされた。
さらに自衛隊誘致派も反対派もそろって問題にするのが、島の西側上空3分の2が台湾の防空識別圏で
あることだ。防空識別圏とは進入する航空機の国籍識別や位置確認、飛行指示を行う空域で、領土の
外側400~500キロ圏となっている。日本の領空なのに台湾識別圏なのは沖縄占領時の米軍が設定
したままだからだ。
危険でもあり、人々はことあるごとに問題を訴えてきたが、いまだに「知らなかった」と答える政治家も
いて不信感を募らせる。(>>2-10につづく)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
※関連スレ
・【政治】 「いたずらに隣国を刺激するな」 防衛相、中国軍牽制の"与那国島への陸自配備"撤回
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