09/10/16 13:06:30 ZhesevYIi
少し前に、「カードキャプターさくら」 という、NHKで放映されたマンガが流行っていました。
うちの息子(36歳・無職)も、「さくらたんハァハァ」 と一生懸命見ています。
だいぶ前に終わったのに、ビデオ屋などに行くと、根強い人気を持っているとのこと。
さて、「さくら」 という名前を女の子に付ける親が、ここのところ急増したと、
先日の 「朝日新聞」 に書いてありました。今の若い人は知らないと思いますが、
桜は戦争=軍国主義のシンボルでした。アジアの人々の心をあざ笑うかのように、
最近の靖国公式参拝を公言し、異を唱える市民を 「頭のおかしい人」 と冷笑する
タカ派の小泉首相の異常な人気を考えると、さもありなんという気がします。
このマンガは、主人公の女の子がいきなり 「あんたはカードキャプターや!」 と
有無を言わさず言われて、戦わされます。私はふと、かつて若者が 「赤紙」 1枚で
無理やり兵隊に取られた過去を思い出しました。そんな時代はもういやです。
スタッフの皆さんには、戦争で亡くなった方はいないのでしょうか。
平和を愛する人間らしい気持ちはないのですか! なによりも平和が一番です!
また、「愛がなくなるなんて悲しすぎるよ」 と言って、悪役と戦うシーンがありますが、
侵略戦争はいつも 「お国のため」 といったきれい事のもとに行なわれるのです。
このマンガが、軍国主義を扇動している危険なマンガに見えるのは、私だけでしょうか。
NHKは不偏不党と言うのは、真っ赤なうそだと、本多勝一さんも書いておられます。
実際には、世界に誇る平和憲法をないがしろにする、危険なマンガを垂れ流しているのです。
私には、NHKをつけると映ってくる、この小さな女の子の 「はにゃーん」 という声が、
若者を戦争へと駆り立てる軍靴の足音に聞こえてなりません。
カードキャプターならぬ、赤紙キャプター 「同期の桜」 の時代はもうたくさんです!