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人材派遣会社の同業会社買収を仲介した公認会計士による巨額脱税事件に絡み、会計士が
買収した住宅建築会社「千年の杜(もり)」(現東邦グローバルアソシエイツ、東京都港区)が
二〇〇七年、自民党元幹事長の元秘書が出資する携帯電話リサーチ会社を買収し、
元秘書が六百六十万円の株売却益を得ていたことが、関係者への取材で分かった。
携帯電話リサーチ会社は当時、経営が赤字状態だったが、千年の杜は発行時一株五万円の
株を六十万円で購入していた。元秘書は当時、公設秘書を務めていた。
東京地検特捜部は、法人税法違反容疑で会計士中村秀夫容疑者(52)の逮捕状を取っており、
十四日に千年の杜などを関係先として捜索した。
関係者によると、千年の杜は大証二部上場会社で、中村容疑者がオーナーの投資事業会社
「コリシアンパートナーズ」(東京都港区)が〇六年十二月に買収した。元秘書が出資していたのは
携帯電話リサーチ会社「モバイルジャッジ」(同)。
関係者によると、千年の杜は〇七年七月、中村容疑者が設立した投資ファンドを通じて、
モバイル社の発行済み株式総数千五十株のうち三百一株について、元秘書ら七人の株主から取得した。
元秘書は当時二十四株を所有しており、このうち十二株を七百二十万円で売却し、出資金六十万円分
との差額六百六十万円の利益を得たという。
モバイル社は元秘書らが出資して〇七年二月に設立された。買収されるまでの売り上げは
約百三十万円で、約三千百二十万円の損失を計上していた。〇八年十一月に事業閉鎖している。
中村容疑者は今年七月に出国し、行方が分かっていない。
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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