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県内で人身交通事故の4割以上を占める追突事故。特に信号待ちしている車両への追突事故を防止するため、
県警交通企画課は新しいキャンペーンを企画した。ポイントは「ポンピングブレーキの活用」。信号待ちの列の
最後尾に位置する車両は真後ろに車が停車するまでポンピングを続け、早めブレーキを促す作戦だ。
同課は「後続車に知らせる効果があることはもちろん、
周囲を確認するという自分自身への意識付けにも役立つ」と話している。
2004年から08年までの間、本県で起きた車両同士の人身事故を分析すると、
追突事故が約44%を占めていることが分かった。
全負傷者に占める割合も約40%に達し、毎年死者も出ていることから、追突事故防止対策が急務になっている。
県警交通部内でアイデアを募集。後続車に光でアピールする対策が多数寄せられた。
アイデアとして、ポンピングブレーキのほか、ハザードランプも出た。
しかし、ハザードランプは車種によって、スイッチの位置が異なり、
スイッチを探そうとして前方から目線を外す危険性が指摘された。
さらに「高速道路などで渋滞があることを知らせる手段としてハザードランプは使われているが、
一般道では後続車両が故障車と勘違いして抜き去ろうとする可能性も考えられる」(県警交通部)とし、
ブレーキを踏むという車種を問わない共通した操作と、後続車が誤認しない点を考慮し、
ポンピングブレーキが選ばれた。
車を止めた状態でポンピングブレーキする際の注意点として同課は
「特にオートマチック(AT)車は必ずギアをニュートラル(N)に入れ、
ハンドブレーキをかけた状態でやってほしい」とアドバイスしている。
AT車はギアをドライブ(D)に入れた状態だとアクセルを踏まなくても前に進む「クリープ現象」が起きるからだ。
同課は「ポンピングブレーキの普及と合わせ、信号待ちの時は必ずギアを『N』に入れ、
ハンドブレーキをかけることもアピールしたい」と話している。
山形新聞
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