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「休日当番医」に患者が殺到、7時間待ちも
新型インフルエンザの感染が急速に拡大し、国立感染症研究所(東京)による最新の調査で流行が全国で最も高い水準となった北海道では、
医療機関が休診となった3連休中、「休日当番医」に患者が殺到した。
札幌市では連休最終日の12日、医療機関1か所あたり200人を超える患者が受診する異常事態。
診察待ちの長蛇の列は、医療機関の外にあふれ、中には7時間以上待たされるケースも出るなど、インフルエンザを巡る混乱が広がっている。
感染研の最新の調査では、9月28日~10月4日の1週間で、1医療機関あたりの患者数は、北海道が16・99人。
全国平均の6・40人を大きく上回り、全国トップとなった。特に学校での集団感染が増えており、
札幌市内では10日現在で市立学校340校中15校が休校、143校で学級閉鎖となっている。
札幌市では、流行のピークが今月初旬から中旬になるとみて、今月4日から小児科の休日当番医の体制を増強。
これまでの3医療機関から5医療機関としたが、患者の急増が3連休と重なり、12日には子供の患者が殺到。
同市保健所では急きょ、市立札幌病院に要請し、休日診療できる医療機関を6か所とした。
しかし、同市中央区の医療機関では12日、訪れた患者が待合室に入りきれず路上にあふれ、長い行列ができた。
午前中に受け付けを済ませたが、順番待ちで夕方になっても診察を受けられないケースもあった。
発熱した子供を抱え、なかなか診察を受けられない事態に、親の間には不安が広がっている。
(2009年10月13日15時23分 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
新型インフルエンザが流行し、3連休の当番医療機関には長蛇の列ができた(12日午前、札幌市中央区で)=田村充撮影
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