09/10/12 15:08:43 0 BE:514381853-PLT(12556)
中東の最貧国イエメンで9月11日、ひとりの少女が出産の際の合併症で、赤ん坊とともに
死亡した。12歳。3日間にわたる陣痛と多量の出血に苦しんだ末の死だった。
結婚制度を含む法律の不整備、相次ぐ紛争で疲弊し、貧困にあえぐ地方、根強く残る
部族社会、そしてそれらを統制できず有効な手だてが打てない中央政府-。
少女の死の背景には、イエメンが抱える問題が横たわっている。(大内清)
病院に行けず
イエメンの人権団体「子供の保護のためのセヤージュ(柵)」(本部・首都サヌア)などに
よると、少女の名前はファウジヤ・アブドラ・ユーセフさん。同国西部ホデイダ州の
貧しい家庭に生まれ、2008年、11歳のときに父親から24歳の男性との結婚を
強要された。小学校は4年生でやめさせられた。
ファウジヤさんは間もなく妊娠。今年9月に入って陣痛が始まった。大量の出血を
伴っていたが、この時は病院に連れて行ってもらえず、3日後、やっと病院で
医師の診察を受けたときには手遅れになっていた。
イエメンでは、経済的に困窮した家庭が、新郎側から支払われる婚資金目当てに
幼い娘を結婚させるケースが多く、ファウジヤさんも同様の事情で結婚を
強要されたとみられる。
(後略)
*+*+ 産経ニュース 2009/10/12[09:44] +*+*
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