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県が開発し、県内限定で生産しているナシのオリジナル品種「にっこり」を全国に普及させようと、
県は来年度から県外での生産も認めることを決めた。にっこりは、大玉で柔らかく晩秋にも収穫
できるのが売りで、担当者は「イチゴのとちおとめのように、栃木発の全国的なブランドにしたい」と
意気込み十分だ。 (小倉貞俊)
にっこりは県農業試験場(宇都宮市)の品種改良で誕生し、一九九六年八月に品種登録された。
実が大きく、収穫時期が遅い晩生種「新高(にいたか)」と、味の良い「豊水」を交配した。
重さは豊水の三倍近い約九百グラムと、かなりの大型。ナシ特有のざらざらした食感がなく、
甘いのが特徴という。通常の旬より遅い十月下旬~十一月上旬に収穫でき、保存にも優れている。
本県はナシの生産量、栽培面積とも全国六位。にっこりは宇都宮市、芳賀町などで生産され、
栽培面積は全体の8%(六十二ヘクタール)を占める。県内での生産技術・体制を軌道に
乗せるため県内限定で作り、「希少ブランド」として人気が出ることも期待していた。ただ、
流通量が少なく認知度が上がらなかったため、“全国デビュー”が決まった。
県は今月末から、希望する都道府県やJAに、生産・販売を認める「利用権許諾」契約を結ぶ。
同試験場果樹研究室の三坂猛室長(48)は「正月用の贈答品としても重宝されていて、
食べてもよし、贈ってもよし。人気が出るのは間違いなしです」と太鼓判を押している。
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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