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そんな鳩山氏の釈明にはかなりの”無理”があることがわかってきている。
当初、虚偽記載について、「秘書が私への故人献金が少ないのを気にしたのでは」と語っていた
が、実態は違う。例えば虚偽起債分を修正した05年分の政治資金収支報告書を見ても、鳩山氏の故
人献金額は6000万円以上と、衆院議員の中でも有数の多さなのだ。
また、特筆に値するのが1人あたりの額が「5万円以下」で、公表義務のない匿名献金の多さだ。
03年から6年間の総額で実に約2億5000万円にのぼる。
”故人献金”以外にもある鳩山氏の政治資金の不自然さには、捜査当局も興味を抱いており、関係
者への聴取が始められているという。
「5万円以下の寄付でも、帳簿の保存が義務づけられており、既に特捜部はそれを提出させ、入手
している模様だ。5万円以下の献金においても同じような不正はなかったか、そのうち明らかになる。
また、政治団体への寄付は控除の対象となり、還付金の不正取得などが明らかになれば、摘発の対
象となる可能性もある」(捜査関係者)
”故人献金”に加え、収支報告書上は”ブラックボックス”となっている匿名献金の利用にも注目し
ているようだ。
カネの出入りに自ら関わる傾向がありながら、”お坊ちゃん”故なのか、脇の甘さが透けて見える。
そして、本誌は、鳩山氏の地元・北海道で同様に”ブラックボックス”を通した不透明なカネの流れ
を発見した。
「04年以前」は受け取っていない!?
「その2年分については報告書がないんです……」
困惑した表情でそう答えたのは、室蘭市にある北海道・胆振(いぶり)支庁の担当者だ。
同支庁は、鳩山氏が代表を務める「民主党北海道第9区総支部」(以下、第9支部)を所管する。
担当者が当惑した理由は、同支部が政党交付金の「使途等報告書」を提出していない期間があった
からである。