09/10/12 19:46:08 jGYmlbUni
永田町異聞より、以下。
鳩山閣僚と西松の献金接点が浮上という奇妙な報道
西松建設、献金、東京地検特捜部、大臣・・・とくれば、すわ汚職事件か、と連想がわく。
今日の産経新聞一面トップに、「西松元幹部、亀井氏側(自民党時代)に献金」「前社長は仙谷氏側に」と見出しが躍っている。よく読んでみると、何のことはない。
西松の元副社長と元総務部長、子会社「松栄不動産」元社長が、建設大臣や自民党政調会長の要職にあったころの亀井氏に、年12万円の個人献金をしたというだけのことである。
たまたま、三人は裏金持ち込みやダミー献金など一連の事件で東京地検特捜部に逮捕されたが、元副社長が有罪になったほかは不起訴処分。
一連の事件のカネの流れと、亀井氏への献金の関係は全くなさそうだ。
仙谷氏については、西松前社長の石橋直氏が10万円を献金したとある。石橋氏は事件に関与していない。仙谷氏の名前を出すだけでもアンフェアだろう。
では、この記事のニュースバリューは何か。ちゃんと記事中に書かれてある。「西松と、鳩山内閣の主要閣僚との政治献金を通じた新たな接点が浮上した形だ」と。
ならば、西松の社員が過去に個人献金したすべての政治家の名をリストアップしてみるがいい。自公政権時代の閣僚の名が次から次へと出てくるに違いない。
スクープといえるほどの内容ではない記事を、独自ネタだからといって、大きく扱うのは新聞人として自戒すべきであろう。