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アメリカのオバマ大統領は10日、同性愛者の権利拡大の一環として、
軍人が同性愛者であることを公にすることを禁じた規則を撤廃する方針をあらためて示しましたが、
同時に実現には時間がかかるという見通しも明らかにし、
医療保険制度改革などで厳しい政治的な対立を招くなか、
国民の賛否が割れる問題で変革を進める難しさを示す形となっています。
オバマ大統領は、去年秋の大統領選挙で同性愛者の権利拡大を訴え、
軍人が同性愛者であることを公にすることを禁じた規則の撤廃を公約に掲げましたが、
大統領就任後はこの問題で踏み込んだ対応を示さず、有権者から不満の声が上がっています。
こうしたなか、オバマ大統領は10日、ワシントンで開かれた同性愛者の権利拡大を訴える団体の会合で演説し、
「国のために進んで奉仕しようという愛国心のある国民を罰するべきではない」と述べ、
問題の規則を将来廃止するとあらためて約束しました。
ただオバマ大統領は、規則の廃止に向けては「あなた方が期待しているより時間はかかるだろう」と述べて、
廃止の実現が容易でないことも認めました。
オバマ政権は医療保険制度改革などで野党・共和党の厳しい反対にあい苦しい立場に立たされていますが、
今回の発言は、そうしたなかで国民の賛否が割れる問題で変革を進める難しさを示す形となっています。
記事引用元:NHK(10月11日 15時39分)
URLリンク(www.nhk.or.jp)