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自民党の谷垣禎一総裁が当初目指した党改革構想が大きく後退、就任半月で早くも指導力が
問われ始めている。総裁選で掲げた「全員野球」は「派閥均衡」に変わり、谷垣カラーは打ち出せず。
初陣の参院神奈川、静岡両補選も序盤は苦戦を強いられるなど党勢回復の兆しは見えない。
自民党は改革の一環として、中堅・若手の政策担当者らによる「政権政策委員会」新設を決めたが、
谷垣氏が就任会見で表明したベテラン中心の「影の内閣」構想は立ち消えに。総裁を補佐する
「総裁室」創設も初代室長に側近を充てる案が党内の反発で頓挫した。
谷垣氏は当初、与党時代の「派閥なれ合い」から脱却し、総裁に権限を集中、機動的な組織作りを
目指した。(1)人事権を幹事長から総裁に移管(2)「法案の事前審査」の象徴だった総務会廃止
(3)国会審議と政策策定を影の内閣が一体的に対応―など、野党時代の民主党を参考にした案だった。
党三役から30年ぶりに大派閥の町村派を外し、小派閥出身の大島理森氏を幹事長に起用、
布石を打ったが裏目に出た。大島氏は、大幅リストラにつながりかねない改革案に消極的な党職員らの
声を後ろ盾に幹事長の権限を強化。直接の配下となる幹事長代理を原則1人から6人に拡大。
うち2人を町村派から登用する「気配り」を見せた。
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