09/10/12 19:20:52 LIpO/ov60
さらに解説を進めて3行目に移るが、
「アンゴルモアの大王」のアンゴルモアってのは、
ノストラ自身がフランス人であるが、そのフランス東北部の「地名」の事だ。
ちなみにこのアンゴルモアでは、百年戦争の時代に
飢えで苦しむ多くの農民を救済するため、民衆が叛乱決起を起こしている。
中でも有名なのが過度の重税と賦役負担に絶えかねたギョーム・カイムが
中心となって起こした「ジャックリーの乱」(1358年)だ。
(ジャックリーはアンゴルモアの別名にもなっている)
この叛乱ははじめは正義と平和の名のもとに行われていたが、
やがてグランド・サタン(大魔王)の異名を持つ男が首領となり
それ以降民衆を襲う恐怖の盗賊団へと変貌を遂げる事となる。
「アンゴルモアの大王」とは要するにこの男の事だ。
そしてそれを蘇らせようとする(もちろん文字通り蘇生させる意味ではない)
ために、1999年、つまり21世紀の境目前後に、
侵略戦争が起こることになるかもね、というのがこの四行詩の骨子だ。