09/10/10 20:14:38 dk2EIz5T0
>>147 の続き
アフガニスタンでのイスラム原理主義勢力タリバンや国際テロ組織アルカーイダに対する
軍事作戦は米国内では民主、共和両党の根強い支持を受けてきた。
だが、その作戦が困難を増してきた。
米国の国民一般の支持も最近はやや揺らいでいる。
オバマ政権にとってこうした困難が増せば増すほど、日本の支援は貴重となる。
私自身、今年夏まで米国防総省のNATO駐在の首席代表としてアフガニスタン作戦に
かかわり、欧州側との協議にあたってきた。 この作戦の実施に加わるすべての諸国が
日本のこの時期の撤退には失望するだろう。
オバマ政権も日本の自衛隊のインド洋撤退には落胆するだろうが、日米同盟の堅持という
基本目的からその落胆をあまり表面には出さないかもしれない。
いまこの時期に日本との関係全体を悪くしたくないからだ。
表面的には日本のインド洋撤退の決定を正面から受け入れ、他の領域での協力を期待する
というような声明を出して、それほど重要な案件ではないかのような扱いをするかもしれない。
だが実際は失望が大きいだろう。
しかしこの時期での日本の撤退は同盟パートナーとはなにかという基本的疑問をも提起するだろう。