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葬儀せず火葬だけ 石川県内、増える直葬
通夜や葬儀を行わず、火葬だけで故人を見送る「直葬(ちょくそう)」を希望する人が石川県内で
増えている。県内では通常、葬儀費用は150~200万円かかるが、直葬なら20万円程度で
済むことから、経済的事情で選択する遺族が多いという。景気低迷の影響に加え、家族に面倒を
掛けたくないという故人の遺志のケースもあり、核家族化も背景に信心深い石川県でも今後、
直葬は増えると関係者はみている。
県内各地で葬祭ホールを運営する金沢市の葬儀会社では、同市内で請け負う葬式全体のうち、
直葬の占める割合は現在9%に上る。一昨年は5%、昨年は7%と右肩上がりで伸びている。
直葬を希望する理由としては、費用を抑えたいケースが最も多いという。同社担当者は「以前は
生活保護を受給する世帯からの申し出がほとんどだったが、一般家庭からの依頼が多くなった」と
不況の影響を指摘する。
首都圏では遺体を病院などから直接、火葬場へ運ぶケースも多いとされるが、石川県の場合は
自宅や葬祭ホールなどで一晩過ごし、家族だけで密葬を行うのが主流だという。
県内の別の葬儀会社でも9月に金沢市内で請け負った葬式31件のうち直葬が5件に上った。
経費軽減に加え、独身だったり、子どもがいないなど、近親者や参列者が少ないことを理由に挙げる
遺族も多く、核家族化の影響がうかがえるという。
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