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鳩山由紀夫首相が代表を務める民主党北海道第9区総支部(北海道白老町)が、一部の
個人献金を実際の日付ではなく、まとめてクリスマスの12月25日付で政治資金収支報告書
に記載していたことが9日、分かった。
同支部は「事務を簡単にするために昔から慣例でやっていた」と認めている。偽装献金が
発覚した首相の資金管理団体以外でも、ずさんな処理の実態が明らかになった。
収支報告書によると、9区総支部は2005~08年、計41人から総額約1770万円の
献金を受領。このうち首相の母と姉を除く地元議員ら39人は、いずれの年も12月25日に
献金したことになっている。
しかし、08年に計16万8千円を献金した登別市議(29)は「毎月1万4千円を
9区総支部に献金している」と説明。05年から08年にかけて年間26万4千円を献金した
道議(65)も「毎月2万2千円を総支部の苫小牧支部に振り込んだ」と証言し、いずれも
「クリスマス献金」を否定する。
献金者の職業欄で、年末時点では元職になっていた道議や市議を現職と誤記したケースが
複数あり、年末にまとめて記載した影響とみられる。
総務省によると、献金の日付は実態に即して収支報告書に記載しなければならない。
9区総支部の事務担当者は「その都度記載すると事務が膨大になるので、年末に一括記載
していた。指摘を受け、今年分の報告書から見直しを検討する」としている。
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