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両親と三女は帰国へ--大手前高の長女・加奈さんがショット
国外退去を命じられた寝屋川市の中国人一家5人に「離別の時」が近づいている。6月13日、
両親と三女(7)が国外退去命令に従って自費帰国し、高校生の長女と二女は日本に残る。
府立大手前高校定時制の写真部員で、家族をテーマに多くの作品を発表している長女の
北浦加奈さん(18)=本名・焦春柳=は、収容施設から戻った父に初めてレンズを向け、
つかの間の一家だんらんを印画紙に焼き付けた。
父の焦長友さんは、来日後、東大阪市の自動車部品塗装工場に自転車で45分かけて通勤した。
休日は月1日ほどで毎日朝から夜9時まで働いた。「家と工場を往復する道しか日本の風景を知ら
ない」と苦笑いする。
03年9月、一家の“代表者”として収容された。裁判で争う姿勢を取ったため、収容は長期化した
が「以前のようにみんなで暮らせる日が来る」と信じて頑張り続けた。しかし、二審敗訴後の今年1月、
「長女、二女が残れるなら帰国する」との意思を伝え、先月15日、2年8カ月に及ぶ収容を解かれた。
父親不在の間に、加奈さんは工場で働きながら定時制高校に進み、写真と出会った。母や妹を撮った
「家族写真」で今夏、全国大会出品が決まった。二女、陽子さん(16)も今春、府立門真なみはや
高校に合格した。