09/10/09 11:32:50 0 BE:1200224257-PLT(12556)
コンビニエンスストア大手5社の2009年8月中間決算(単独)が8日、出そろった。
消費不振に夏場の天候不順が追い打ちをかけ、5社とも営業利益が減益となった。
スーパーなどとの低価格競争にも巻き込まれ始め、便利さを武器に急成長してきた
「コンビニ神話」は曲がり角を迎えている。
営業減益となった背景には、昨年秋のリーマン・ショック以降の急速な景気悪化がある。
さらに、天候不順が、利益率の高い飲料やアイスクリームなどの売れ行きの足を引っ張った。
愛知県内の店舗が多いサークルKサンクスは、トヨタ自動車と関連企業の派遣社員らの
減少が響き、中間期としては2期ぶりに減収だった。ファミリーマートの上田準二社長は
「消費環境は来年度も厳しい状況が続く」と予想する。
スーパーが安売り戦略を加速させていることも、定価販売が主体となるコンビニの経営環境を
厳しくしている。ローソンの新浪剛史社長は「(量販店などとの)50円近い飲料の
価格差は、許容されなくなってきた」と指摘する。
最大手のセブン―イレブン・ジャパンにとっては、一部加盟店との対立が表面化したことも、
逆風となった。同社は7月から、弁当などの廃棄に伴って加盟店が被る損失の15%を
負担し、これが営業利益を15億円押し下げた。
加盟店支援のために、ローソンは09年度に160億円、ファミリーマートも140億円を
投じる。これによって、売れ残りを抑える新たなシステムを導入したり、廃棄損失の
一部を負担したりする計画だ。
たばこ自販機用の成人認証カード「タスポ」を持たない喫煙者による「ついで買い」の
効果も薄れており、コンビニは利益を出しにくい体質になりつつある。
*+*+ YOMIURI ONLINE 2009/10/09[02:12] +*+*
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