09/10/08 03:05:05 YcPwkTrX0
円独歩高 ― 財務相の決意を試すヘッジファンド 2009.09.28
為替が固定相場制から変動相場制へ移行するとき 変動相場制の最大の問題と
して指摘されたことが 投機的売買に晒されるリスクであった。
事実、1992年には あのジョージ ソロスが英ポンドに対して大量のカラ
売りを浴びせ、15億ドルもの巨額の利を得た。
1997年には やはりヘッジファンドが タイの通貨バーツに売り攻勢を
仕掛け、アジア経済危機の発端となった。
そして、今、日本の財務相が為替不介入、円高容認を明言したことで為替投機筋
が色めきたった。本気でそういうことを言っているのか、株価を間違いなく
冷やす円高容認は日本国民の支持を得たうえの措置なのか。マーケットは
どこまで日本国が円高容認、為替不介入を貫けるか 試してみようではないか
ということで一斉に円を投機的に買い上げている。
このまま87円 円高容認維持、更に 85円、そして80円になっても
円高容認維持、為替不介入を云い続けられるのか。こういうときには
徹底的に相場を叩くのがヘッジファンドの流儀である。財務相があのような
発言をすれば こうなることは見えているわけだが 果たして 今の財務相は
そこまで読めていたのか 甚だ疑問である。要はマーケット感覚があれば
おいそれとは口にできない言葉なのだ。
URLリンク(blog.nikkeibp.co.jp)