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文部科学省が小中学生に配布している道徳教育補助教材「心のノート」が、廃止になる方向だ。
道徳心育成を重視した新教育基本法を踏まえた新学習指導要領実施に備えて今年3月に
改訂されたものの、日教組の意向を受けた民主党が廃止を求めているためだ。子供の
規範意識低下が指摘され、道徳心養育の重要性が増す中、民主党政権で教育は時代の
要請に逆行する懸念がある。(小田博士)
「心のノート」は、平成12年5月の西鉄高速バス乗っ取りなど、少年による重大事件が
相次いだことを受けて、道徳教育を充実させるために文科省が作成。全国の小中学生全員を
対象に、約500万部を無償配布している。子供の発達段階を踏まえ、小学校低、中、高学年用と
中学校用の4種類がある。
新学習指導要領の内容を反映した改訂版は、ページ数や記述欄を拡充した。小学1、2年向けでは、
うそや悪口など「してはならないこと」をイラストで説明。中学では「日本人としての自覚」を見出しに
掲げて、世界貢献の重要性を説いている。全学年で決まりを守る大切さを強調するなど、
規範意識を自然に身につけさせる内容だ。
一方、民主党は今年4月、文科省予算を検証した際に「全国配布は乱暴だ」などと問題視。
7月に無駄撲滅のための政府全体の予算事業検証の中で、「廃止」と分類した。鳩山政権では、
この予算検証を担当した国会議員がそれぞれ副大臣、政務官に就任した。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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