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大相撲の力士暴行死事件で傷害致死罪に問われた元時津風親方の山本順一被告(59)=一審で懲役6年の
有罪判決、控訴中=が日本相撲協会を相手取り、退職金約1500万円を支払うよう求めて提訴していたことが6日、
分かった。第1回口頭弁論が同日、東京地裁(荒谷謙介裁判官)で開かれ、協会側は請求棄却を求めた。
提訴は8月24日付。この日の弁論に山本被告本人は出廷しなかった。協会側の弁護士は閉廷後に「協会は元親方の
行為によって大変な迷惑を受けた。全面的に争うつもりだ」と話した。
今年5月にあった刑事事件の名古屋地裁判決によると、山本被告は2007年6月、弟子で序ノ口力士だった斉藤俊さん=
当時(17)、力士名時太山=に対し、兄弟子らと共謀して暴行を加え、多発外傷性ショックで死亡させた。
協会は事件後の07年10月に山本被告を解雇し、退職金の支払いを拒否していた。
山陽新聞
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