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館林市で先月初め、女性がひき逃げされ死亡した事件で、県警は地道な捜査の末、
20日後に容疑者の男を逮捕した。証拠隠滅のため解体された犯行車両のダンプカーの
一部を、輸出直前に押さえたのが決め手だった。「逃げ得は許さない」と、執念の捜査を
続ける県警は2005年以来、発生した27件の死亡ひき逃げ事件で、容疑者をすべて
摘発している。その裏側を追った。(田中ひろみ)
事件は9月8日午前4時45分頃に起きた。日課の散歩中だった青木隆子さん(73)が
市道交差点で倒れていた。県警によると、青信号の横断歩道を歩いていて、右折車両に
はねられたとみられる状況だった。
手がかりとなる目撃証言も車両塗装の破片「塗膜片」も無く、捜査は難航した。
県警は、青木さんの衣服に付いた油と、近くのコンビニ店に残っていたUターンする車の
映像から、犯行車両をダンプと推測。延べ約700人の捜査員を投入し、10日後、
現場付近を通った可能性のある約1000台を割り出した。
そのうち約500台の所有者一人ひとりに聞き込みを行った末、容疑者の男(62)を特定した。
任意で事情を聞いたが、容疑を否認。証拠となるダンプカーはすでに解体され、千葉、
栃木両県で転売が繰り返されていた。捜査員は徹夜で捜し、車底部を千葉県内の解体現場で
差し押さえた。台湾への輸出直前だった。男は証拠を突きつけられると、容疑を認め、
県警は9月28日に逮捕した。
「心の重荷が少しとれた。警察に感謝している」。青木さんの長男、洋一さん(48)は3日、
母親の仏壇の前で静かに語った。突然母親を奪っただけでなく逃げた犯人への怒りは増し、
逮捕まで心が休まらなかったという。「事故直後、母は動いていたと聞いた。早く救急車を
呼んでくれたら助かったかもしれないのに。ひき逃げは殺人と同じ」と涙をにじませた。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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